おはようございます、ソソグー不動産の帆足太一です。
プレカットの値上がりは無情
先週はまさにウッドショックに悩まされた1週間でした。
数週間前から木材の先物価格は下がっていたのですが、結果的に現場ではそんな雰囲気はありませんでした。
○ウッドショック:一部の木材についてはこの半年で2割値上がりし、夏場には2倍になるとする見方も
噂では3、4ヶ月後からはプレカットの価格も少々下がるのではないか、というようなものも聞いているのですが、全くあてになりません。
何より刻一刻と価格は上がっていっていて、仮に数ヶ月後に値下がりし出したとしても正常な価格に戻るのは半年後なのか1年後なのか読めないのです。
ソソグー不動産でもちょうどこの問題の時期に新築企画の融資が通ったという連絡があって、改めて価格の相談はしたのですが、むしろさらに値上がりするという返答しかありませんでした。
この金額が嫌ならプレカットしてやらん!と言われたばかり(涙目)。
>アメリカの市場が異常ともいえるほど強く、数が少ないので欲しければいやおう無しに買わざるをえないというのが交渉の実態。
ビジネス特集 肉も!家も!値上がりのなぜ? | NHKニュース https://t.co/fTsaa0UUof
— Taichi Hoashi (@hoashi_jp) July 15, 2021
なぜそのようなことになったかというと、まず投資家(買主)の融資が通ったタイミングで着工するので、僕はあらためて建築価格を確認しました。
そこで3,4ヶ月前のものからおよそ400万円値上がりしており、買主にする予定だった値上げはなくす代わりにこの値上げはソソグー不動産で飲み込むことになりました。
その間は1週間以内の話でしたが、建築の意思を伝えたところ「価格がさらに100万円強上がる」ということになってしまったわけです。その理由として、プレカットには数日しかかからないのですが、発注してから実際に着手できるまで今は2ヶ月近くかかるということで、その着手できるときの時価が予定として値上げになるということでした。
いざとなったらそのときにキャンセルもできるようなのですが、住宅と違って利益シミュレーションを建ててやるので、良し悪しはともかく100万円変わるとそれを家賃で取り返すには数ヶ月かかってしまうし、自己資金が限られている個人投資家にとっては辞める理由にもなってしまいます。
利益なしでも決行
ところで400万円というとちょっとしたアパートの利益すべてに該当するし、ウッドショックが理由なので個人的な都合というわけではないため、僕は正直に断った方が良いと思っていました。ところが、営業担当者が自分の数字もいらないから受けて欲しいということで打診があり、利益の補填には全くならないし、社員の給与を削ってどうこうするつもりもないので、ちゃんとした会社ならむしろ断るべきではないかと思ったものの、このままこれは利益なしでやる予定にしました。
時価ベースの話になると社員とお客様に伝えていなかったことは僕の責任でもあるので、今回は自分の勉強不足ということも反省してのことです。
これ以上の値上がりは流石にもう飲み込むことはできないのですが、実際の価格はプレカットのときになってわかります。
ということでウッドショックは引き続きウォッチしていきます。
労働環境改善と福利厚生
ソソグーではサービスの質を向上させるために、さらに社員よりの福利厚生や労働環境の向上を図ることを決めました。
これは既存社員だけでなく、当社の求人を見た際に僕のブログを見る人もいるので、少し抜粋して書きます。
今具体的に指示を出しているのは3つです。
読書手当
月に一定金額の本を買えるというものです。
一定のちょっとした要件を満たす必要はあるのですが、そういう読書が好きな社員にきてほしい、学ぶ意欲のある社員に働き続けて欲しいという気持ちもあり、導入決定。
有休消化率の上昇
これまでは各自の自由で、コストをかけてまで有休消化を促すことはしていませんでした。
でも、どうしても性格だったり考え方で有給申請をしたくてもできないという人がいるのは事実だったので、この有休消化を人事労務部から促していくようにしました。
不動産業界はその会社独自のやり方であったり、そもそも不動産業界自体が独特な慣習が多く、1、2年目は特に量に勝るものはないということで詰め込むことが多いのですが、一方で大半の社員が一人前になって会社に貢献してくれるまでの時間も長い口かかります。
ということでドロップアウトしてしまっては意味がないので、長い目で投資ということで特に新人は消化率を高くします。
食事補助制度
これは一番迷いました。
オフィスおかんのようなコスパの良い料理を少量ずつ買えるものか、あるいは宅配弁当会社に依頼して会社負担で希望者に弁当を無料で提供するか、です。
オフィスおかんは設置費用が会社負担(商品を買うときに安価で社員が買える)で、弁当は設置費用などはないが弁当代が会社負担というものです。
これは僕のヒアリングした結果では、オフィスおかん系に軍配が上がりそうです。
好きなときに少量買えたり、ヘルシーな食事などが選べるというのが大きく、弁当だと無料はありがたいものの利用する人は偏ってしまうのではないか、ということで何かしらの置き型になる予定です。
この辺りの福利厚生は、会社の思惑がある読書手当なんかだとやりやすいのですが、福利厚生として利用する人としない人が大きく分かれるようなものになると、不満に思う社員もいるかもしれないので、できる限り幅広い層に満足してもらえるようにしたいと思っています。
コロナ禍で物件も少なく高騰し、ウッドショックにもなりなかなか苦しいところではあるのですが、良いサービスや仕組みがあったとして、それを実行するのは一人一人の社員なので、良い労働環境が結果的に社員の生産性向上、サービスの質の向上になるはずです。
あらゆる点から色々と試行錯誤をしていきますので、どのような結果・成果になっていくかは楽しみです。
それでは今週も宜しくお願いします。
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