またもや倒産情報であるが、今やインバウンド大国となっている日本にとってはコロナウイルスの影響で、水際対策を徹底しろ日本!と要求するほどに、景気を支えてきたインバウンド企業の首がしまるという状態になっている。
○インバウンド縮小における旅館業企業の倒産
http://www.tdb-news.com/bankrupt_detail.html?ID=68339
かと言って対策をするな、ということは出来ないし、特効薬の開発を待つことと、本来の予防医療を徹底するという本来の医療リテラシーを高めていくのがベストだと思われる。
こういったインバウンドで成り立っていた企業も、水面下では倒産への計画や資産を売却しての現金化、資金調達に向けて動いている会社はたくさんあるだろう。
商売の怖さや難しさばかりが際立ってくるところであるが、こういった状況でも変化して経営(営業)活動を行っていくことが会社としての本質であり、自営業者だけでなく会社員も雇われだからと楽観視するではなく、なぜそうなるのか、打開策はないのか、といった視点を常々もって変化に対応していくべきである。
具体的な対策
さて、これは難しいところなのですが、固定費が大きい上に取引先が固定化しているようなビジネスモデルはもともと安定度は低いです。
たとえば、IT企業だとした場合に、自社製品のサブスクリプションモデルで利益を出している企業か、制作を請け負う企業かでいうと、サブスクリプションで本当に儲かるまではヒットさせるのが難しい判明、いちどヒットすると景気の波には早々にやられないし、制作を請け負う企業の場合は、景気が悪いと仕事がなくなってしまう可能性があります。
だから、前者を目指すのが健全な会社にはなりえますが、後者のほうがとりあえず仕事は大量にもらえますので、景気がおかしくならない限りはまずこれは問題ないです。
次に、組織構造の問題で、社内に「正社員」を大量に抱えて、業務を処理していた場合と、外部委託で処理する場合とがありますが、これはメリット・デメリットがあって、正社員で抱えるとうまく経営すれば外部委託よりも安い費用で制作することができる反面、急にはなくせない固定経費がかかりますので、景気の波などで売上が減ると資金的な体力がない場合は、経営が困難になっていきます。
一方で、外部委託でやっていた場合は、仕事量が減るのにあわせて経費も減らせるので、倒産するほどにはダメージを受けずに済むかもしれません。
じゃあ外部委託でやるのが良いじゃん!と思いがちですが、外部委託だとその分、コストが上がる可能性があり日常的な利益は減ることもあるので、使い分けだったりは重要です。
会計上では、こういったすぐには変更できない経費を固定経費と呼び、売上に応じて上限できるような性質の経費を変動費といいます。
ホテルなんかも同じ考えで、ホテルそのものの存在に関わる経費(ホテルを買ったときの借入返済や税金など)や内部スタッフすべてを正社員で運営していた場合は、固定経費だらけなので倒産に繋がるわけです。
ホテルの場合は、接客も商品ですからイマイチ外部委託にできる部分も少なくはなりますが、そもそものビジネスモデルを構築する場合に、インバウンドブームである昨今でインバウンドのみで事業展開してフルコミットすること自体が、かなりの脆弱性とよべる経営の弱点となります。
他人事ではないのですが、そういった中でもホテルほどは儲からないけど、日本人をターゲットとしたレジデンス系の賃貸業も別途やっておくとその部分だけは売上が下がらずにいれた、ということになります。
リスクを考えては起業できないとはいいますが、リスクを無視しても失敗もするわけで、僕は常々思いますが、経営者でも自営業でも会社員でも、調子の良いときこそ落とし穴がないかを考えるくらいがちょうど良いんですよね。
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