地上げ屋の独自性 / 財務指標を気にすると身動きがとりにくい






今日も1件、不動産買取での契約を行いました。これは、アパマンショップのサブリース案件でしたが、案の定どれくらいの賃料で賃貸しているかがわからないというやりにくい物件です。

サブリースは解約してくれる手筈となっているものの、賃料が開示されないので予想(相場賃料)より安く賃貸している場合は、収益物件としての価値は落ちてしまうので、ドキドキの案件です。

こういう案件でもポジティブに取り組んでいくのですが、不動産会社は風上物件などというそんなウマい話は滅多なことでは舞い込んできません。

その点、地上げ屋というのは根性や目利き、類まれなるコミュ力を駆使して、売主が売ってくれる物件を自ら探していきます。

なんか地上げと言うと無理矢理何かをするようなイメージも出てきますが、良心的にやっていればイチから売り物件を発掘してくるトップ・オブ・ザ・川上!です。

財務指標を気にすると頭でっかちになる

さて、いつものことですけれど、サービスを提供していく会社としてさらなるステップアップを目指していくには、財務分析やそこからどういうふうにしていくか、といったことを考える必要があります。

これを考えたり指標と照らし合わせていくとどうなるかというと、在庫を大量に抱えず、借入には過度に頼らない、利益を出して貯金する(内部留保)、などそういうことになります。

確実に大家業は経営指標としては苦しいモデルなので返済年数が長かろうが、評価額があろうが、一つの企業としては借り入れ過多で危険先でんな、となるわけですが、ここを作文だったり不動産の積算や収益評価をみて個別検討をしていくわけです。

しかしながら、借入に偏っていくにはやっぱり途中で行き詰まるので戦略は確実に必要であり、その戦略にあたってどこまで世間一般の指標を自身にハメるのかが難しいところで、これを採用しすぎても手堅い経営しかできないし、頭でっかちになってしまって身動きがとれなくなっていきます。

この業界は資金力が物を言う世界でもありますので、リスクテイクしていくといっても、やりすぎるとそのリスクすらとれなくなります。だから、頭でっかちにならず金融機関が優良と思ってくれる属性を作っていく必要があります。

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