当社のTといえば、わからずやの大家かのごとく「賃貸の申しみキャンセル?キャンセルリスクをもっと下げれないのか!」と言ったクレームに近いことを社内に向けてややごねていました。
ごねると言うのは、相手の事情を配慮しない意見をぶつけるということなのですが、愚直にも彼が大家さんの味方をしたいと言うのは変わりません。
キャンセルはむしろ当社のスタッフにとっても迷惑行為なのですが、バランスを考えた仕組みにしています。
さて、幸いなことに緊急事態宣言でも、賃貸の動きは相変わらずぼちぼちと動いています。
自粛自粛とは言いますが、最低限の経済活動は行われています。
賃貸でもいまいち繁忙期らしい雰囲気は感じれないものの、それ自体は強く意識しています。
入居を決めるための中で、大家さんが嫌うことに一つに家賃値下げというのがあります。
そしてソソグー不動産は、新しい場所への取り組みとして今、鹿児島でプチ再生をやっています。
遠方の案件で現地不動産会社だよりで思い切って大幅に賃料テコ入れをしたところ、8部屋もある空室のうち4部屋も申し込みが入りました。
そこまで古くない物件で、予算範囲内でやれることに限りもあるのと、未開拓エリアなので損しなければ良いくらいの気持ちで取り組んでいるのもあって、少なくとも僕が調査した賃料設定よりはたったの1ヶ月ちょっとで15%程度も家賃を下げました。
この下げたという結果はともかく、短期間で実は2段階で賃料を変更しています。
- 最初の募集内容設定
現地の不動産会社との話で「この家賃設定でも問題はないですが、少し強気なので設備などをきちんとしたほうが良いと思います」→よしやろう。
- 2回目の募集内容設定
3月すぎて募集で悩むことはしたくない。繁忙期でもあるのでそこまでに満室にする賃料設定にしてほしいと伝え「○円であればいけると思います。」→よしやろう。
- 3回目の募集内容設定
すでに賃貸の動きが出ていてもおかしくないので一部屋も申込にならないのはおかしい。人が動いていないのか、家賃が高いのか、正直に申し込みが入る家賃を教えて欲しい→「○円なら入居で迷っている人も申し込みする水準です」→そんなに?!でもやろう。
という流れで今申し込みが入ってきている状況です。
これ、担当者が嘘をついたわけでもないのですが、どの不動産会社でもあり得ることでまともな不動産管理会社やその担当者は、管理解約を恐れているので正直に意見が言えないことがあります。
僕は営業畑出身で気にせず家賃が上がる時も提案していたし、下がる時も正直に伝えてて最終的に「もう任すわ」というふうになっていたのですが、これが皆できるかというとそうではなく、無難な範囲で話す人は非常に多いです。
ソソグー不動産でも提案を強みとしていて、その背中や太鼓判は僕が押していることでも言えずにダラダラとなっていくことがあります。
となると、そこまで責任者がやっていない会社の場合は、より流作業的に募集をやることになります。
つまり、どう頑張ってもアセットマネジメントなど家賃決定の権限を与えない限り、管理会社として良心的かつしっかり提案するような会社は少なく、満室にしたいなら大家から歩み寄る必要性があるということです。
管理会社をやっている代表者がまさかこんなことを言うとは!な内容なのですが、実際にうまくいっている大家というのは、条件がかなり柔軟であったり提案に対して非常にウェルカムな姿勢でいるので、不動産賃貸管理という括りの中では管理会社だけでできない部分というのがあるんですよね。
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