こんばんは、今日前に進んだことといえば立ち退き業務です。
私が担当しているわけではありませんが、ソソグーが買取したアパートで立ち退き交渉を半年近く前から行っていて、ようやくゴールが見えそうです。
何が難しいかって、賃借人(入居者)の権利が強すぎて、ほとんどのケースで契約書通りの契約解除ができないということです
今、老朽化しているアパートを空にして更地にするために立ち退きを行っています。
一番苦労している入居者は、3回の立ち退き経験をしている交渉の達人です。誠意というお金を上手に求められます。
— 帆足太一 @収益不動産プラットフォーマー (@hoashi_jp) June 11, 2020
今回の案件は単身用のたった6部屋のアパートなのですが、上手に立ち退き交渉を進めても予算として300万円はかかると考えておいた方が良いでしょう。
賃貸用不動産の売買をしているとよく相場より何割も低い家賃で住んでいる方がいて、それはこの数年のインフレが原因だったりもともと以前の管理会社や大家さんが家賃相場を間違えていたりしてそういうことが起こりえるのですが、感謝はされたとしても不満を言われることなんかないはずです。
でも、立ち退きをお願いするときに必ず言われるのが「同等水準以上の部屋を見つけてくれたら引っ越す」と言ったような回答です。
ないんですよ、そんな物件は(泣)。
そういうことを齢70~80以上の高齢者に説明する必要もあるので電話やメールではなかなかスムーズにいかず毎回呼びつけられて対面で話すこともザラです。
立ち退きのプロだから良いところもある
ここにおいてプロ=商売人と定義しますが、プロはお金で解決できるので逆に話しが早いことがあります。
とんでもなく周りくどくお金を要求されることもあるのですが、意固地になって出ていかないというよりはマシと言えるでしょう。
まあ、最終的には訴訟でもして立ち退きをかけたりしますので、あまりにも法外の人は例外として。
そう言ったように僕はブログでもよく書いているのですが、お金で解決できるほうが助かるケースというのはよくあります。
結局、訴訟などになると長期に渡って時間がかかるので、その間の不動産は税金や金利などの経費がかかってしまうだけのお荷物にもなるので、所有者にとっては辛い状況です。また、入居者にとってもそこまでこじれてしまったら、気持ちよく引越し費用や何かしら謝礼金も払ったかもしれないのに、それも出なくなってしまうことでしょう。
サービスと大家のバランス
この仕事は免許とかそういうものは不要ですが、少なからず入居者に納得してもらわないと完遂できないという点では誰でもできるわけではないのも事実で、営業やコミュニケーションをとるような仕事と同様で、きちんと向き合って解決できればビジネスにもなりえます。
例えば、売買仲介でまともに500万円のマンションの売買をするために広告から問い合わせ対応や調査など一通り行って宅建業として仲介して、それが成約して初めて20万円とかそう言った報酬がいただけるわけですが、その金額帯の売買で骨を折るよりも事業としてはなりえます。こういうふうにお金の出どころを考えると小額の売買で手間がかかるので、そのような案件に不動産会社の腰が重い理由もわかるでしょう。
正直不動産すぎることを書いていますが、僕ですら将来大家さんとして大きくなっていってもらうビジョンなどがない限りは区分所有の仲介を主力にしていないのはこう言った事情もあります。融資ではなく現金で買う投資家が多かったり場所が良いという点では手堅い部分もあるので、絶対に扱わないということもないんですけれど。
不動産業界の多くの中小企業の仕事って成功報酬が基本の実力勝負でできている反面、こういうやる気さえあればお金になる仕事というのはチラホラあります。
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