景気に強い事業モデル、ソソグーのマンスリーサイドから見てみる






今日は不景気に強いビジネスモデルの話を僕がやってるビジネスモデルを絡めてしたいと思います。

最近は民泊、ホテル系は稼働率が80%も落ちている、と言ったような話が飛び交っています。

人によっては破産や倒産を考えている人もいるでしょうし、ソソグーの事業でも例外ではないと思いますし、この界隈の取引先はかなり見込み違いになってくると思います。たとえば清掃会社だったりリネン会社だったりです。

ただ、一等地ですでに高騰している土地で、分譲マンションやちょっとしたテナントビルのデベロッパーを差し置いて、そういった民泊・ホテル業者が買い取っている状況でした。

それがどういうことかというと、テナントビルでも手を出せないくらいの収益を得るほど高い収益見込みを立てて、高く土地を買っているということなんです。

通常だと、他の事業モデルに切り替えたり宿泊費用を安くすることで乗り切れると思いますが、あまりにも高い収益予定で開発やビルを借り上げしている場合は、どう安く運営しても多額の赤字を生んでしまうので、当面苦しい状態になります。

でも、こういう事業に手を出すなということでもないし、僕がやらないかと言われると状況によってはやっていた可能性は十分にあります。ただし決定的に違うのは、ちょっといい数字だからといってそこにフルコミットしないということです。

そういう何かに偏ってしまった業態は景気によって一気に傾くので、まともな経営者ならリスクヘッジしています。たとえば、民泊やホテルでも一部は運営の受託サービスにして自社保有比率を下げるとか、借金に頼りすぎて規模拡大しないとか、そんなのです。

事業モデルでいえば、ソソグーではマンスリー事業なんかはそれで、高価格帯も一部ありますが、僕が最初に始めたのは他でどこでもやっていなかった格安のマンスリー運営です。

まあ、これ儲からないのでオーナーサービスの一貫ではあるんですが、システム化して運営フローを最適化すれば赤字になることもないので、オーナーも極端に儲からないけれど、お互いぼちぼちメリットがある、そして利用者も安い物件で過ごせるというニーズがあります。

こういうモデルは不景気に強いです。これ以上安くすることができないくらいもともと安いサービスですから、人件費や事務所費用などコストをかけた運営をしている会社は継続してこれを続けることは厳しいんです。

性質は違いますが、メルカリよりもジモティを使う人が景気によって増えるようなイメージです。もっとも、低所得層に向けた事業は客層もそれなりということが言えるので、推奨というほどではありません。

ただ、景気によって左右されるような事業を、最高といったような風潮であおるような広告やセミナーなどにいっている人はただのカモになってしまうので、やっぱりその事業がどういう背景によってもたらされているのか、成り立っているのかを考えるのは大切です。

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