おはようございます、帆足太一です。
先週の主だった内容を振り返っていきたいと思います。
世界的に物不足
世界的に物不足となっている。
アップルウォッチしか使わなくなって売ろうかと考えたら倍近くに高騰してた。
>代表的なモデル「デイトナ116500LN(黒文字盤)」の並行輸入品価格(複数業者に調査)は6月4日時点で352万円。
ロレックス、価格2.5倍でも品薄 下がらぬ価値に買い:日本経済新聞 https://t.co/n3b9X1w5bc
— Taichi Hoashi (@hoashi_jp) June 30, 2021
これは時計だけの話ではなく、不動産は住宅ローン利用が減少するほどものが不足しているし、高級車も同様。新車の生産もコロナの影響で減少しているし、中古車が流通しておらず、高級品は売られず、買う意欲が一段と高まっている。
○世界の投資家64%が 「2021年に不動産投資額を前年より増やす」と回答、CBRE「投資家意識調査 2021」
持たざる時代と言われてきてこの状況はほとんどの人が想像できなかった状況だが、少なくとも現金だけを持っていた人はこの1,2年ですっかり損をした形になってしまった。
とはいえ需給バランスが一時的に崩れるのは一過性であり、こういう高騰しているものの売り時は迫っているように感じる。高騰しているなら売りたいところだが、売ったところで次に買うものがないから、買うだけが進んでしまい売りがどんどん抑制されてしまう。
このような心理ではなかなか人は動きにくいが、価格が落ち着くという空気感が出てきてからでは遅く、売ることを考えている人にとってはもう今が売り時圏内と感じる。しかし売買にはコストもかかるので、売る予定のない人は無理に売る必要もない。
ウッドショックの影響
さて、ウッドショックについてウォッチをし続けているので、今回は少し触れていきたいと思います。
僕は決して新築デベロッパーという立場が主ではないので、大きな影響は出ていないのですが、それでもやはり取り扱う中でいくつか新築もあります。
コロナ前後あたりで土地の仕込みがいくつか進んだので、無理に建てて、無理に売るではなく、ニーズに応じて建築していくスタンスにしていたいのですが、これがコロナ禍でネガティブに働いてしまいました。
コロナ禍でどんどん売り物が不足し、収益物件の利回りが低下する中で、そういうソソグー不動産で取り扱っている新築企画も売れていくことになりますが、これが最後の建築の見積もりからたったの数ヶ月で企画総額の1割以上になるほどに値上がりしていました。
ウッドショックの影響で日々プレカットの価格が上がり続けている。
数ヶ月前に打ち合わせて予算を決めていたアパートで、改めて建築前に予算を出したところプレカット効果で建築費総額の1割近くも値上がりしていたんだけど、土地も高騰してるし木造系の新築収益はしばらくお休みかな。
— Taichi Hoashi (@hoashi_jp) July 5, 2021
高騰した分の価格がすべて投資家が負担すると大変なのですが、不動産会社の企画だと利回りで販売してくれている限りは、高騰した金額は不動産会社が被ることになることが大半です。高くしても融資が通りませんからね。
賃貸もコロナ禍で需給バランスが崩れているので、入居自体も苦労する新築なんかもちらほらと出てきているようなんですが、そうは言っても木造に関しては高騰しすぎていて、ちょっと空室が決まりにくい方が建築コストの値上がりよりはまだマシと言える状態です。
この値上がりも一過性であり、それはいつなのか、と言われいる状態ですがアメリカではすでに価格が落ち着いてきているという情報もあります。
5月7日にはひとつの単位(per thousand board feet)で終値が1670ドル50セントに達し、去年4月の6倍以上の高値を記録。
これを受けて新築一戸建て住宅の価格が平均で3万6000ドル(約400万円)値上がりしたということです。
しかし、先週には710ドルまで下落。
経済活動が本格的に再開したことで、自宅のリフォームよりも旅行にお金をかけるようになったことに加えて、あまりの高値に対して消費者がリフォームを控えた結果だとしています。
○BLOGOSー【ウッドショックその後】
このような記事はいくつか見受けられたので、早速僕の知人にも聞いてみたところ「9月10月も値上げが決まっている」という返答でした(泣)。
だからと言って必ず値上げするわけでもないと思いますが、少なくともアメリカでは経済活動が本格的に再開したことで落ち着いているわけですから、日本ではワクチン接種が遅れているし、予想(予定)通りまた緊急事態宣言が発動されています。
○東京に4回目の緊急事態宣言へ 期限来月22日まで 政府方針
少なくとも日本では需給バランスが崩れた状態は続くので、あとは正解的なプレカットのニーズがどこまで変わってくるのか、時間の問題のような気もしますが、まだまだ読めないところです。
そして、日本の木材に関わる人はみんな苦しいけど頑張ろう、と思っていたところ、どうやらウッドショックの影響が顕著に出ているのは九州でした。
ウッドショック、日本のみんなが苦しんでるかと思ったけど、特に九州が異常だった。
国産材価格、2倍以上の高騰を見せる地域も https://t.co/ijzbLrjsP6 #ハウジングトリビューン
— Taichi Hoashi (@hoashi_jp) July 8, 2021
国際材価格と書かれているものの、実際数年前と比べてプレカットの価格は3倍近くなっているし、あながちこれがプレカットの価格にも影響していると言っても過言ではありません。
九州で不動産投資をしている人にとってはこのウッドショックは他人事ではないので、もう少しウォッチしていきます。
それでは、今週もよろしくお願いします。
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